2008年4月4日(金)
またもや行ってしまいました、真夜中の潮干狩り!
サルシカの企画的には、そろそろカヌーや山登りをすべきだとはわかっているのだけれど、
「だって採れるんだもん!」
「だってウマイんだもん!」
というわけで、ついつい海に向かってしまうわけなのです。
隊長である私は、なぜかバカエミ宅でWiiをやってます。
「Wii Sports」のボクシング。
筋肉痛になるぐらい、コントローラーをぶいんぶいん振り回してます。
今度はバカエミがベースボールをやってます。
サルシカ隊は、たとえゲームでも本気です。
汗をかいてやります。
で、いつになったら潮干狩りにいくのでしょうか?
午後、10時。
ようやく干潮の1時間半前となり、サルシカ号はいつもの定位置、三重県津市の御殿場海岸の路上に駐車。
と同時に、カメラマン準の奥さんのヤヨイちゃんと長男と次男、そしてヤヨイちゃんの従兄弟のカナちゃんがやってくる。
ヤヨイちゃんの従兄弟のカナちゃんです。
海外でスキューバのインストラクターをやってました。
バカエミとM子の師匠みたいなもんです。
海は得意でも、真夜中の潮干狩りは初めてです。
新しい長靴まで買ったのに、前回は体調不良で不参加。
今回はもうやる気満々です。
サルシカ隊の女性チームはどんどんパワフルになってます。
午後10時半、出撃。
今回は女性4名、子供2名、そしてオッサン(隊長である私です)1名の計7名のチーム。
隊長である私はもはや、ガイド役、いや付き添い、いやいや下働きみたいなもんです(涙)。
バカエミは今回も必殺兵器「鼻水フキフーキ」をしっかり腕に装着しています(かすかに見えます。わかるでしょうか?)
もう4月で昼間は20度近い気温になりますが、夜の海は冷えます。
水も冷たいです。
しかし何でこのベスト潮干狩りシーズンに、夜なのでしょうか?
今回、隊長とM子が日曜日にお客さんをお招きするので、おつまみのアサリをちょっくらとってくるわ、というところからスタートしたのです。
しかし、バカエミが我々の動きを敏感に察知し、
「あんたら勝手にいったらあきまへんで!許しまへんで!」
と迫ってきたのである。
新兵器「腕まで手袋」を装着してゴキゲンなM子。
じゃあ一緒に行こう、ということになったものの、そこからバカエミのわがままがはじまるのである。
「土曜日の昼間はイヤやなぁ・・・。だっていっぱい人がおるもん。車も停められへんし、お酒も飲めへんし・・・」
「あとなぁ、私は子供をつれてくもイヤや。アサリとりに集中でけへんもん。私はあの無我の境地に浸りたいんさ・・・」
で、金曜日の夜に出撃。
またもや真夜中の潮干狩りになったのである。
わがままも大概にせえよ、のバカエミ。
出撃決定が前日であったにも関わらず、加納ファミリーがすぐさま参加表明!
しかし、年度末年始が非常に忙しくなるカメラマン準は、涙ながらに自宅で仕事となった。
「うわぁ、めっちゃ面白い!」
とカナちゃん。
そうなんです!
潮干狩りは地味ながら非常に面白いのです。
掘りはじめたら止まらないんです。
加納ファミリーは、仕事で不参加であった父(カメラマン準)に、
「ドンビに注意せよ!あれを採ったりすると末代まで笑いものになるぞ!」
と、さんざん言われてきたらしく、殊勝にもバカエミやM子にしっかりとドンビとアサリの違いを教わり、ひとつひとつ確認しながら慎重にすすめたのである。
カメラマン準のバケツとはまるで違うヤヨイちゃんと子供たちの美しいバケツ。
大粒のアサリをベースに、バカガイ、そしてハマグリ少々。
なかなかの好成績です。
こちらはカナちゃんのバケツ。
大粒のアサリだけをしっかりと確保。
すばらしい、です!
この日は大潮でありながら潮の引きが今ひとつ。
しかも夜は穴が見つけにくいので、マテ貝は途中であきらめた。
午前0時。
戦いは終わり、陸に上がった・・・。
かに見えたが、まだまだ醜い戦いは続く。
「なあなあ、誰のアサリが一番大きいか競争しよに。私のこの巨大アサリちゃんに勝てる人はおる?」
こんなことをはじめるのはバカエミしかいない。
完全圧勝であったバカエミの巨大アサリ。
「これは放射能に汚染されたゴジラアサリだ」
「食ったら死ぬぞ」
「これはアサリの姿をしたバカガイではないか」
などと皆からさんざん言われ、指ではじかれていた。
潮干狩りが終わってから、今回はサルシカ号を急発進させ、津の中心にある手羽先の「一福」にいってしまったのである。
お土産で手羽4人前、玉子焼き2人前。
そのままバカエミの家に突入し、前庭に無理やりとめたサルシカ号内で宴会をしたのであった。
自分の家の前に停めたキャンピングカーの中で酒を飲むバカなバカエミ。
腹が減りすぎて、ウキュ~となっているM子。
「ビールビール!」
「手羽手羽!」
ホントにこいつらはウルサイのだ。
深夜1時すぎ。
「一福」のピリ唐手羽先でカンパーイ!
サルシカ隊は「ほどほど」という言葉を知らない。
こういうときでもとことん飲んで、とことん楽しんでしまう。
バカエミ宅で迎えた朝。
サルシカ号が強引に停車している。
近所の人たちが、何事かと驚いていた。
うううう・・・。
こうして今週末も二日酔いでスタートなのだ。